世の中が変わればお金との付き合い方も変わる

  1. 9歳の時の疑問
  2. 親から学んできたこと
  3. 経済や社会の変化を知る

9歳の時の疑問

「なぜお金について学校で教えないんだろう?」

ロバート・キヨサキは小学校のころに疑問に思い、その時からずっとお金について考えてきたという。
実際に、「お金のことはいつ勉強するのですか?」と9歳の時に担任の先生に聞いたこともあるが、先生は「学校ではお金については教えない」としか答えてくれなかった。

日本の学校も同じではないだろうか。
お金のことが授業で出てくるとしても算数の文章題くらいのもので、お金とは何か、お金についてどう考え、どう扱ったらいいかを授業で学ぶことはない。

親から学んできたこと

だから私たちは、お金とは何か、お金とどうつきあうのかを、親や周囲の大人から学ぶか、自分で学ぶしかない。

親がサラリーマンであれば、毎月給料をもらい、節約して暮らし、お金を貯め、ローンを組んでマイホームを買い、子供の学費を捻出し、老後のために貯金をする。
借金はできるだけしないし、お金を増やそうと考える人でも多少株を買うか宝くじを買うくらい、というのが一般的な行動パターンだろう。

あなた自身はお金についてどう考え、どう扱っているだろうか。
それを一度確認してみて、そのうち親から学んだことはどのくらいあるか、親以外から学んだことがどのくらいあるか、ちょっと考えてみよう。

経済や社会の変化を知る

子供が親から学び、その生き方をなぞって成長していくことは自然なことで、もちろん悪いことではない。
だが、現実問題として、終身雇用の正社員は減り労働者の4割が非正規雇用となっているなど、親の時代とは世の中のありかたが大きくしかも急激に変わっている。

お金について親と同じ考え方、同じ行動パターンができなくなっている今、お金について学び、自分なりのお金との付き合い方を手探りしながら進んでいくしかないだろう。

そして、お金について学ぶのと同時に、経済や社会のありかたがどう変わっているのかを、の最近の本『金持ち父さんの「大金持ちの陰謀」』や『金持ち父さんのセカンドチャンス』で学んでいこう。