ラットレースは日々の生活
ご存知のように、「キャッシュフロー101」は、ロバート・キヨサキが開発した「お金と投資について学ぶためのゲーム」だ。
キャッシュフローゲームのゲーム盤には二つの部分がある。一つは内側のラットレース、もう一つは外側のファーストトラックだ。
日常の経済生活をあらわしているラットレースを回りながらさまざまな投資をして不労所得を増やしていき、不労所得が総支出を超えるようになれば外側のファーストトラックに移って、より高度な投資を手掛けることができる。
キャッシュフローゲームの「上がり」は、ゲームの最初に選んだ「自分の夢」を買うか、ファーストトラックのキャッシュフローが50000ドルに達したときだ。
ゴールは「自分の夢」
まずゲームの最初に「職業カード」を引いて、そこに記載されている毎月の収入と支出、キャッシュフローがプレーヤーのスタート地点となる。
そしてゲーム盤のファーストトラックから選んだ「自分の夢」が、プレーヤーのゴール地点だ。
これらの夢には大きく分けて二種類ある。
「専用のヨットで地中海クルーズをする」「自家用ジェット機を所有する」「友人と共にアフリカのサファリ旅行に出かける」といった自分で楽しむ贅沢と、「子供たちのために児童図書館を作る」「ガンとエイズのための研究機関を作る」といった、社会貢献を実現するものだ。
贅沢な生活か、社会貢献か
もちろん「キャッシュフロー101」は単なるゲームでしかないが、このゲームのスタートとゴールをあなたの現実にあてはめてみよう。
スタート地点の毎月のキャッシュフロー(収入―支出=投資に回せるお金)が例えば1000ドル(約10万円)だったとして、その50倍のキャッシュフロー(つまり毎月500万円)を手にした時、あなたは何をしたいだろう。
これまでできなかった贅沢な生活をしたいのか、あるいは社会貢献をしたいのか。
ぜひいちど「具体的な夢」を描いてみて、そこまでの道のりを想像し、それを励みにお金の勉強を続けてみてはどうだろうか。