業は究極の投資
『金持ち父さんの投資ガイド』(筑摩書房刊)を読むと、ロバート・キヨサキが起業を究極の投資だと位置付けていることがわかる。
ロバート・キヨサキが最初に起業したのは9歳の時で、その時のエピソードは『金持ち父さん貧乏父さん』(筑摩書房刊)に書かれている。
キヨサキはその後も何度も事業を起こし、自分の経験をもとに『金持ち父さんの起業する前に読む本』(筑摩書房刊)を書いた。
この本には起業したいと考える人に向けてのアドバイスが詰まっているため、「金持ち父さんシリーズ」の中でも人気があり、起業を考えている人や実際に準備している人に良く読まれている。
起業するために大切なこと
起業するのに大事なポイントはなんだろうか。
気になる人は、『金持父さんの起業する前に読む本』の最後の章に「会社を辞める前にやっておくこと」というまとめがあるので、ぜひ一読してもらいたい。
そこに挙げられている項目は次のようなものだ。
1 心構えを確認しよう
2 B-Iトライアングルの5つのレベルについて、できるだけ多くの経験をつもう
3 「売上げ=収入」だということをいつも忘れないようにしよう
4 楽天的であると同時に、自分に対して手心を加えることなく正直であれ
5 お金をうまく使おう
6 練習のためにビジネスを始めよう
7 進んで助けを求めよう
8 人生の「よき師」を見つけよう
9 起業家のネットワークに参加しよう
10 忠実にプロセスに従おう
これはこの本のまとめにもなっているので、全貌をつかむためにここから読んでもいいかもしれない。
失敗から学ぶプロセスが必要
もちろん、起業するのはそれほど簡単ではない。
なぜなら、従業員であることと起業家であることが根本的に異なっていて、従業員であることを辞めて起業するためには、いわば違う人間になるくらいの変化が必要だからだ。
そのためには実際にビジネスをしながら失敗を重ね、そこから学んでいかなければならないとキヨサキは言う。
また、そうして学び続けるためには、そのプロセスを歩み続けるための強い使命感と意志を持っていなければならない。
あなたにはそのはっきりした使命感と強い意志があるだろうか。