予算は大事
いま行われている通常国会の審議で、予算委員会が90日以上も開かれないままという異常事態が起こっているのをご存じだろうか。
なぜ予算委員会がこんなに長く開かれていないかというと、与党が開催を拒否しているからだ。ほかの委員会と違って総理大臣も出席する予算委員会で安倍首相が批判され、それが報道されて選挙に影響することを恐れているのだろうと言われている。
しかしこれはいわば職場放棄であるとともに、国会と国民の主権を軽視するものであり、マスコミなどでの批判の声はもっと大きくなるべき事態だろう。
それはともかく、国や企業はもちろん個人の家計でも、予算を立てることでお金の流れがよく見えるようになりコントロールしやすくなるので、予算というのはとても大事だ。
予算は道しるべのようなもの
予算とは収入と支出の計画であり、どのようにお金を使っていくかを測るいわば道しるべのようなものだ。
自分のお金の動きを知るためにはまず家計簿をつけることが有効で、半年から1年くらい続けて家計簿をつけていると、各項目ごとのだいたいの額が見えてくる。
そこで各項目の予算を立てて、それに沿って支出をコントロールしながら、削るべきところ増やすべきところをチェックし、それをまた予算に反映させる。
そうやって予算と実際の支出をすりあわせていくことで、自分の生活と支出をコントロールすることが可能になる。
家計簿と向き合おう
キャッシュフローゲームをやったことのある人にはおなじみだが、お金を増やすための方法には2つある。
「収入を増やすか、支出を抑えるか」だ。
収入を増やすには、働いて今よりも稼ぐか、ロバート・キヨサキが言うようにお金を働かせるかのどちらかしかないし、なかなか思うように増えるものでもない。
ならば、せっかく手に入れたお金はきちんとコントロールし有効に使いたいものだ。
これまで予算を立てたことのない人は、ぜひ一度、自分の家計簿と向き合ってやってみてほしい。