時間は有限な資源である

  1. お金と時間の管理を
  2. 本来は自分のために使うべきもの
  3. 自分の時間をお金と交換する

お金と時間の管理を

この4月から新しい環境に移り、張り切っている人も多いと思う。

新しい環境に移った当初は忙しさに振り回されがちかもしれないが、最初の数カ月のあいだに意識して自分のペースを作っていきたい。

前回の「お金の習慣を身に付けよう」で書いたように、お金については記録をとり自分の財務諸表を把握する習慣をつけることで、自分のペースを作ることができる。

もうひとつ、お金に劣らず大事なのは時間の管理であり、これについても自分の生活のペースを掴むことが大事だ。

ロバート・キヨサキも「金持ち父さんシリーズ」(筑摩書房刊)の中で、「時間と頭脳は誰もが平等に持っているものだ」と指摘しているから、有効に活用することを目指そう。

本来は自分のために使うべきもの

きちんと睡眠時間を取るとか、夜更かししないとか、だらだら無意味に過ごさないといった基本的な生活習慣は、もちろん忘れてはいけないことだ。

だがそれ以上に、オンとオフ、仕事とプライベートの切り替えについても意識しておく必要がある。

特に就職したての新入社員や新たにアルバイトを始めた人などは、言われるままに長時間働いたり、残業したりしてしまいがちだ。

だが、時間はあなたにとって有限で貴重な資源であり、本来は自分のために使うべきものだということを忘れてはいけない。

自分の時間をお金と交換する

雇われて働いている人は、雇っている組織や人のために働くことで、自分の時間をお金と交換していることを常に意識しておこう。

雇用は契約関係であり、その条件は憲法や法律にのっとった形で決められ、さらに労使の力関係などにも左右される。

だから、雇われて働くのなら労働基本法や就業規則などを確認して、自分が持っている権利を押さえておいたほうがいい。

不当なことが行われたら、労働組合や弁護士、労働基準監督署などに相談することも必要になるかもしれない。

働く場でも、自分の身は自分で守るという意識を持つようにしよう。