お金の力がない金持ち
かなりのお金を儲けていながら、破産してしまう。
キャッシュフロー101をプレーしていてそんな経験をした方も多いはずだ。
ここで理解しておかなければいけないのは、お金を儲けることができたからといって、それが必ずしもファイナンシャル・インテリジェンスの向上を示しているわけではないということだ。
ただ単にお金が転がり込んで来ただけで、お金の力が身についた結果としてそうなったわけではないかもしれないのだ。
「金持ち父さんの投資ガイド上級編」(筑摩書房)でロバート・キヨサキは、金持ちが破産する6つの理由を挙げている。
金持ちが破産する理由
一つ目は、「お金のない家庭で育った人は、たくさんのお金の使い方を知らない」。
普通の人は、多額のお金を使う訓練を積んでいないので、間違った使い方をしてしまうのだ。
資産と思い込んで負債を買ってしまったりする。
第二に挙げられているのは「人がお金を手にした時に感じる過度の幸福感は、麻薬によって精神が高揚した状態に似ている」。
実際の自分の能力には特に変化がないのに、圧倒的な全能感から、何でもできるような錯覚を抱いてしまい、慎重さを欠いた行動に出てしまったりする。
そして「お金が入ると、友人や親戚が近づいてくる傾向がある」というのが三つ目。
「お金を貸してくれ」と頼まれても貸さなければいいのだが、近い存在だと断りづらいのがネックとなる。
中身が貧乏人だから
四番目の理由は「大金を手にした人は突然『投資家』になるが、そのための教育と経験が伴っていない」というもの。
投資には訓練が必要なのは当然のことなのに、お金を所持していることから来る全能感から、何でも成功する気になってしまい失敗してしまうのだ。
第五の理由は「お金を失うことに対する恐怖が増す」
貧乏人の価値観を持ったままお金を手にすると、貧乏人だった時より貧乏への恐怖が増す。
極度に節約を心がけたりするようになり、適切な資金運用ができなくなってしまうのである。
六つ目は「金持ちになっても、いい支出と悪い支出の違いがわからない」
金持ちになるには税法と会社法を学び、いい支出を増やしていく必要がある。
具体的には、それらの法に基づく優遇措置を利用して、本来であれば税金として出ていってしまったであろうはずのお金を使い、最終的に収入を生み出す資産を買うべきだということ。
支出は単に少なければいいというものでもないのである。
