B-Iトライアングル

  1. ビジネスでの成功のキーポイント
  2. トライアングルの要素
  3. いい製品よりいいシステム

ビジネスでの成功のキーポイント

キャッシュフロー101で学んだ内容を実際にビジネスの場で生かそうとする際、成功のキーポイントとなるのが「B-Iトライアングル」。

金持ち父さんがロバート・キヨサキ著「金持ち父さんの投資ガイド上級編」(筑摩書房)「金持ち父さんの起業する前に読む本」(筑摩書房)で紹介している上図のことだ。

この図形は、キャッシュフロー・クワドラントのBとIの側で成功するために、どんな要素が必要となるのかを分かりやすく表している。ビジネスにおいてこの図形の要素を完全に作り上げることができれば、大きな資産を手に入れることができる。

トライアングルの要素

外側の三辺が、「B-Iトライアングル」の三大要素。

「使命」「チーム」「リーダーシップ」だ。

中でも一番重要なのが「使命」。

社会貢献などの大きな「使命」を持たず、金儲けだけを考えるのではダメだ。

大きな使命の前でこそ情熱やモチベーションが生まれ、結果顧客のニーズを満足させられるようなサービスを提供できるようになるのだ。

またEやSの人間と違って、BとIの人間は個人ではビジネスをしない。

そういう意味では、いい「チーム」をつくることも大事になってくる。

そして、チームを引っ張っていくための「リーダーシップ」ももちろん必要条件となる。

「B-Iトライアングル」の中央にある三角形の内側の5つの要素「キャッシュフロー」「コミュニケーション」「システム」「法律」「製品」は、ビジネスを強固にするのに欠かせない要素だ。

三角形の底辺に近いほど、重要度が高い。

「キャッシュフロー」においては本当のキャッシュフローとそうでないものの違いを見分ける必要がある。

これは、キャッシュフロー101をプレーすることで学ぶことが可能だ。

いい製品よりいいシステム

「コミュニケーション」および「システム」は、ビジネスを円滑に回していく上で必要不可欠だし、「法律」は手を抜くと足元をすくわれてしまう。

「製品」はもちろん良いに越したことはないが、この中では重要ではない方に入る。

ロバート・キヨサキ曰く
「マクドナルドよりおいしいハンバーガーを作れる人はたくさんいるが、マクドナルドよりすぐれたビジネスシステムを作ることができる人はほとんどいない」

これらの要素は、全てを一人で用意する必要は必ずしもない。

法律の部分は優秀な弁護士や弁理士に、製品は技術者に、というように適材適所で、チームとしてビジネスを築いていくのが良いだろう。

チームとしてB-Iトライアングルという名の強固なシステムを完成させることができれば、最終的にビジネスは成功に近づいていくからだ。