あきらめずに進み続ける

  1. 投資をするのが当たり前に
  2. 成功イメージをもつ
  3. 冷静な視点を忘れずに

投資をするのが当たり前に

ここ数十年で投資をするのは当たり前のことになり、ネットには関連記事が頻繁に流れ、書店の店頭にも投資関係の本があふれている。

もちろんそれまでも投資をしている人は少なくなかったが、これほどオープンに語られるようになったのは大きな変化だろう。

この変化は、2000年に刊行されたロバート・キヨサキの『金持ち父さん貧乏父さん』(筑摩書房刊)がひとつのきっかけになっているように思う。

また同時に、インターネットの普及で情報収集や株式・FXの取引などが飛躍的に簡単になったこと、政府が優遇税制などで投資を後押ししたことなども、こうした流れを加速させた重要な要因だ。

成功イメージをもつ

ネットや書籍で発信される情報の多くは「こうやればうまくいく」あるいは「私はこうやって(短期間で、大きく)成功した」といったものだ。

だれもが成功のためのノウハウを知りたいと思い、成功した人の体験談から力をもらいたいと願っているのだから当然だろう。

そうした情報に多く接することで、自分も成功できるというイメージができていくし、行動するかどうかと迷っている時に背中を押してもらえる。

まずはそうしたさまざまな情報に接して取捨選択し、自分がやってみたいと思うことを決めて、失敗しても大丈夫な規模から小さく始めてみよう。

冷静な視点を忘れずに

成功イメージが自分の中にできることは基本的には良いことだが、あまりそれに囚われすぎるとマイナスの作用が同時に生じることも頭に入れておこう。

ちょっとうまくいかないと「こんなはずではなかった」と失望落胆してしまったり、逆に失敗を認められず傷を深くしたりすることがある。

投資をしていくには常に情熱と粘り強さが必要だが、あまりのめり込み過ぎないように、常にどこかで冷静な視点を持つようにしよう。

そのためには、自分で記録をつけてデータを残し、数値で判断していくといった習慣をつけるのがいいかもしれない。