収入をどうUPするか

  1. 支出のコントロールの次は収入UPを考える
  2. 給与収入のUPはどうする?
  3. 投資の元手を作るために

支出のコントロールの次は収入UPを考える

自分のお金の使い方を把握して、予算を立てて生活し、ほぼその枠内で収まるようになったら、支出のコントロールができたと言っていいだろう。

支出のコントロールができたら、次は収入のUPを考えよう。

もちろん、ロバート・キヨサキの「金持ち父さんシリーズ」(筑摩書房刊)を読んだ人の多くは、投資をしてお金に働いてもらうことを目指しているだろう。

だが、投資するためには元手が必要で、キャッシュフローゲームをやってみればわかるように、多くの場合、その元手は給与収入から作り出す必要がある。

給与収入のUPはどうする?

それに、給料の額が生活費に足りないような場合は、投資を考えるより前に、まず、他の方法を探ってみる必要があるだろう。

たとえば、もっといい給料がもらえる職場を探して転職する、給料が上がるような資格を取得する、といったことが考えられるだろう。

あるいは、今の仕事以外にも、何か副業を始めようと考える人もいるかもしれない。

もしかしたら、今の職場で組合を作って会社と交渉をして賃上げをしてもらう、といったことも可能かもしれない。

自分の持っているもの、つまり時間や能力、体力、気力、あるいは人脈を、どのように使うのがベストかを、いろいろな角度からよく考えてみよう。

投資の元手を作るために

お金に働いてもらいたい、収入を生み出してくれる資産を持ちたい、と焦る気持ちはわかるが、一歩ずつ着実に進んでいこう。

投資を始めたとしても、最初のうちは、資産が生み出す収入ゼロ、という状態が続くかもしれない。

その可能性を頭に入れて、まずは自分の給与収入をしっかり確保し,投資の元手を作ることを考えてはどうだろうか。

もちろん、投資にもいろいろあり、キヨサキはなかでも起業を重視していた(ただし、起業は大変だと繰り返し言っている)。

起業を目指して経験をつむことを第1の目標としている人は、お金よりもその経験から学んだことを投資の元手として蓄積していると考えるべきかもしれない。