財務諸表は基本の道しるべ
ロバート・キヨサキは「金持ち父さんシリーズ」(筑摩書房刊)で、財務諸表の基本を簡単な図にして示している。
これをよく頭に入れて、収入と支出、資産と負債を定期的にチェックして自分がどれだけ前に進んだかを確認しよう。
収入と支出、資産と負債をチェックするだけなら、銀行口座の残高などで簡単に確認できる。
だがもし、支出の見直しをするつもりなら、少なくても半年から1年くらいは家計簿をつけてみたほうがいい。
現実を把握し予算を立てる
家計簿をつける目的は、自分がどんなふうにお金を使っているかを意識することにある。
何にどれくらい使っているかが数字で記録されるので、自分の思い込みに惑わされずにチェックすることができる。
もし支出を抑えたいと思うなら、たとえば1か月目の記録をもとに次の月の予算を立てて、そのなかでやりくりするようにしてみよう。
そのためにも、まずは自分が何にいくら使っているのかを把握し、必要な支出はどれで削れる支出はどれかを確認してみよう。
自分の生き方をデザインする
もちろん、何でも削れば良いというわけではないが、「このくらいのプチ贅沢ならいいよね」という意識があると、とたんに面白いほど生活費がふくらんでいくのがわかる。
一方で、身体や心の健康に必要不可欠で無理に削るべきではないものもあるし、将来の夢のためにお金をかけている場合もあるだろう。
自分のお金の使い方は、自分にしかデザインできないし、自分でしかコントロールできない。
一度家計簿をつけてみて、自分がどういうお金の使い方をしたいのか、大袈裟に言えばどんな生き方をしたいのか、ちょっと考えてみることをお勧めする。