女性はお金のことを真剣に考えよう

  1. 『リッチウーマン』の警告
  2. 女性の貧困は他人ごと?
  3. 学び、考え、行動する

『リッチウーマン』の警告

ロバート・キヨサキのパートナーであるキム・キヨサキは、その著書『リッチウーマン』のなかで、統計に基づいて女性たちに次のような警告をしている。

「女性が得る退職金や年金は、男性の4分の1程度である」

「経済的に困っている高齢者のうち、4人に3人は女性である。そのうち80%は夫が生きているあいだは生活に困っていなかった」

「10人の女性のうちおよそ7人はいつか貧困生活を経験する」

これはアメリカの統計だが、こうした傾向は世界中で見られ、さらに広まりつつあるという。

女性の貧困は他人ごと?

日本における男女の賃金格差はこの10年でだいぶ縮まったものの、まだ女性の賃金は男性の7割を超えた程度だという。

さらに出産・育児・介護などの理由で、女性は生涯における就労期間が短くなる傾向があり、それも収入に影響する。

最近、女性の貧困問題は報道番組などでも取り上げられるようになっているが、まさか自分の身に降りかかってくるとは思っていない人がほとんどではないだろうか。

もしあなたが女性である場合はあなた自身に、あなたが男性である場合はあなたの母親、姉や妹に、そうした危険性はないか、真剣に考えてみよう。

学び、考え、行動する

まずは、お金についてよく考え、パートナーや肉親、友人と話し合おう。

できれば、夫や親きょうだいに頼らないで済むようなマネープランを考えよう。

自分のビジネスや投資を持つことができれば、より自由に生きることができるだろう。

とにかく、小さなことからでも行動を始めよう。

さいごに、キム・キヨサキが『リッチウーマン』のなかで引用している言葉をあげておきたい。

「お金では幸せは買えない。だが、お金は、あなたが不幸であるあいだ、何不自由ない生活をさせてくれる。」――クレア・ブース・ルース