学校教育とファイナンシャル教育

  1. ファイナンシャル教育が重要
  2. 銀行が見るのは財務諸表
  3. ファイナンシャル教育があなたを助ける

ファイナンシャル教育が重要

ロバート・キヨサキは、自身の様々な著書において、学校教育とファイナンシャル教育の違いを説き、後者の重要性を訴えている。

キャッシュフロー101もまさに、ファイナンシャル教育を行うための教材として彼が開発した商品だ。

彼が子どもの教育のために書いた本「金持ち父さんの子供はみんな天才」(筑摩書房)でも、その重要性が説明されている。

この本は、親が子どもたちに実社会-学校を卒業してから子どもたちが飛び込む世界-に出るための準備をさせるのを手助けすることを目的に書かれている。

銀行が見るのは財務諸表

金持ち父さんは教える。

「私の取引銀行の人は、私に成績がよかったかどうかなど一度も聞いたことがない。銀行の人が見たがるのは、私の財務諸表だけだ」

この言葉は、学校教育よりいかにファイナンシャル教育が重要であるかを端的に物語っている。

しかし、現在の教育システムで教えられているのは、以下の2つの教育分野だ。

1.学問的教育-読み書き計算の能力をつける教育。

  1. 職業的教育-医者、弁護士、鉛管工、秘書など、学校を卒業したあと、それによって生計を立てたいと思う職業に就くための教育。

ファイナンシャル教育があなたを助ける

一昔前まではこの2つの教育が重要な役割を果たしてきた。

この2つをしっかりと学んでおけば、将来の安定も一定程度保証されていた。

しかし、経済のルールが変わった今、たとえ一生懸命働いても将来が保証されるわけではない。

今本当に必要なのは、以下のような、お金に関する基礎教育だ。

  1. ファイナンシャル教育-職業を通して稼いだお金を、一生持ち続けられる富、経済的な安定に変えるために必要な教育。

銀行の人があなたの成績表を見ないのは、彼らが知りたいのがあなたが学校を卒業した後の頭の良さだからだ。

ファイナンシャル・インテリジェンスを図るのは財務諸表を見るのが一番なのである。

このことは、いかに学校教育ではなくファイナンシャル教育が大事なのかを如実に物語っている。