投資家という生き方

  1. なぜ投資をする必要があるのか
  2. 生き残る職業はどれ?
  3. 投資家になる?

なぜ投資をする必要があるのか

ロバート・キヨサキは、その著書「金持ち父さんシリーズ」(筑摩書房刊)や自分で開発したゲーム「キャッシュフロー」を通じて、投資の重要性を説いてきた。

キヨサキが投資家になれと言うのは、終身雇用制が終わりをつげ、企業年金制度も危うくなってきたからだと著書のなかで説明している。

日本で確定拠出年金という制度が少しずつ広がりを見せていることから見ても、今やだれもが部分的にでも投資家になることを求められていると言っても過言ではない。

その変化の根底には、熟練した工員などの従業員を長く確保しておく必要がなくなったという、産業構造の大きな変化がある。

生き残る職業はどれ?

これもキヨサキが繰り返し言っていることだが、産業時代から情報時代へと移行したことで、世の中が大きく変わり始めたことを押さえておく必要がある。

企業はもはや、多くの熟練従業員を抱えている必要も、定年後の生活を保障する企業年金という制度によって彼らを長年にわたって職場にしばりつけておく必要もなくなった。

熟練工の代わりはロボットがやってくれるし、データ処理などはコンピューターが片づけてくれる。

リストラや非正規雇用が増えていることを考えれば、これから先、どんな職業が生き残るのかを真剣に考える必要があるのかもしれない。

投資家になる?

今後、生き残る職業について考えてみると、雇用される道と雇用されない道に分かれるのかもしれない。

雇用されない生き方にもいろいろあるが、そのなかの選択肢のひとつとして投資家がある。

もちろんある程度の資本が必要になる場合もあるだろうが、それさえも必要ない場合も考えられる。

これからの生き方のひとつの可能性として、投資家という道を考えてみるのはありなのかもしれない。