日本の人口は2010年がピーク

  1. よりよく生きるために情報を得る
  2. 日本の空き家は増加傾向に
  3. 日本の人口は激減する

よりよく生きるために情報を得る

就職や進学の春を迎え、4月からの新生活に緊張しつつも期待をふくらませている人も多いことだろう。

就職して働き始める人は、キヨサキが言うキャッシュフロー・クワドラントの図だとESBIのEクワドラントにまず属することになるが、そこにとどまるのか、あるいはBやIのクワドラントを目指すのかは、その人次第だろう。

これからはいくつものクワドラントにまたがる生き方をする人が増えていくことは、最近の政府や企業による副業容認の流れを見ても感じられる。

どのような生き方を選ぶにしろ、この国がこの先どう変化していくのか、現状および短期的な見通しと長期的な見通しの両方の情報をもっておくことが不可欠だ。

日本の空き家は増加傾向に

たとえば、不動産投資に興味を持っているなら、日本の空き家が増加傾向にあることはもちろん知っているだろう。

老朽化した空き家が倒壊すると危険だからと、所有者不明の空き家を取り壊すための条例を新たに制定した自治体もあるほどだ。

子供の数が減っていることもあって、両方の親から複数の家を相続したため、とても管理しきれないというケースも増えていると言われる。

そんな状況のなか、相続税対策のために賃貸アパートを建設する人もまた増え、神奈川、千葉、東京23区での空室率はうなぎ上りだという記事も見かけた。

日本の人口は激減する

一方で、長期的に見て、日本の人口自体がこれから激減するという情報も押さえておくべきだろう。

日本の人口は明治の初めには3500万人足らずだったのが、2010年には1億2800万人と3倍以上にまで急増し、それをピークとして2050年には8600万人くらいまで落ち込むと予想されている。

これをグラフ化したものがネット上にあるので、探してみるといい。その急カーブの線にかなりの衝撃を受けることは間違いない。

人口が減り、空き家が増えているからといって、そこから「不動産投資は厳しいから避けるべき」という結論につながるのかどうかは、それぞれの判断になるだろう。

都市に人が集中する傾向が世界的に強まっているので、そこはひとつ、大事なポイントとして押さえておきたい。