お金は言語だ。

  1. お金について学ぶ
  2. 外国語の勉強をするつもりで
  3. 金持ちは専門的な言葉を使う

お金について学ぶ

ロバート・キヨサキは1冊目の著作『金持ち父さん貧乏父さん』(筑摩書房刊)から、一貫して「金持ちになりたければお金について学ばなければならない」と言い続けてきた。

「金持ちになるために学ぶ」という姿勢と熱意がなければ金持ちになることはできない、ということだ。

そして、お金について学ぶためには、頭で学ぶだけではなく、身体で体験して学ぶことが必要だということも強調してきた。

たとえば、キャッシュフローなどのゲームで、おもちゃのお金を使い、お金を投資して儲けるとはどういうことかを経験するよう勧めている。

外国語の勉強をするつもりで

10月に刊行された『金持ち父さんのこうして金持ちはもっと金持ちになる』(筑摩書房刊)のなかでは、「お金というのは言語だ」という言い方をしている。

キヨサキが言いたいのは、「金持ちになる方法を学ぶのは外国語を勉強するのに似ているので、時間と練習、そして熱意が必要だ」ということだ。

なぜ外国語に似ているのかと言うと、貧しい人、中流、金持ちはそれぞれお金について違った言語で話をしているからだ。

貧しい人は「私には買えない」「私にはできない」とよく言うし、中流層は「安定した給与や福利厚生」を求めて「借金やリスク」を避ける

金持ちは専門的な言葉を使う

では、金持ちはどんなお金の言葉を使っているかというと、もっと専門的な言葉を使う。

たとえば、不動産投資家なら「キャップレート(還元利回り)」、株式投資家なら「PER(株価収益率)」といった言葉だ。

なぜなら彼らはファイナンシャル教育を受け、それを実践して身につけているからだ。

もしあなたが金持ちになることを本気で目指すなら、外国語を勉強するくらいのつもりで学び続けよう。